だって今私は心からそう叫んでいたから…


隼にもし彼女ができて、手を繋いだり今まで私に向けてくれてた笑顔を他の誰かに向けることになったとしたら…


私はきっと耐えられない


私の心がそう叫んでる


理由なんでわかんない

だけど隼が他の女の子と笑いあったり手を繋いだりしてることを思うとなんだか胸がギュッと掴まれたように痛むから…


私は驚いた顔をしたままの隼から顔をそむけた


きっと今の私の顔は真っ赤なんだろうな…

けれど隼は私が顔をそむけることを許してはくれなかった


顔をそむけた私に

「そむけないで…

俺を見て」

そう優しく囁く隼に私はそむけた顔を彼に向けてしまった。