「じゃあ帰ろうぜ」

そういって隼は隼の隣にいた坂本君と

「お前は桜の友達送ってけよ‼」


「わかってるよ」


そう言葉をかわして私は小走りになりながら帰る隼を追いかけた。









隼がやっとゆっくり歩き出してくれたのは、前に遅刻しそうになって一緒に走ったあの桜並木だった。


「歩くの速いよ…」

もう速すぎだよ…

ついていくのでせいいっぱいだよ

隼は後ろを急に振り返って

「俺…


今日どうだった?」