「ありがとう…」 彼は私に優しく微笑んでくれた ほっとする… するとアナウンスが流れた 「次は三年生の全員リレーです。三年生の人は位置について下さい」 いよいよリレーはじまっちゃうんだ 私は急いで自分の位置にかけだす隼に 「隼…がんばろうね」 そう声をかけると 隼は足を止めたものの、私の方にはふりかえらず 「ああ… いっしょにな…」 そう言って手を上げまた走りだした