後ろから聞こえる拓也君の声 「ちょっとまてよ隼」 「またねぇよ‼」 やっと見えてきた学校 隼は下駄箱のところまで来たのに手を離してくれない… でもね 離さないでって思ってる自分がいた… 「…いくぞ」 靴を履き変えた私たちは三階のクラスまで走った ガラッ 教室を開けたのはよかったけど手を離してなくてパッと離した まだ先生は来てなかったから先生に怒られることはなかった