しばらくヒロ人と見つめあっていると、しゅーっと靴でツルツルした床を滑るような音がした。


小さい方の子が


「失礼しましたぁ、さぁいくよ、アユ芽ちゃん。」


と美少女をひきづっていた。


「え~~いやいやっ‼ミミ子ミミコ~」


するとあのちびっ子がミミ子なのか。


「行くよ。」

「やぁだ~」



「……これ以上恥ばら撒く気か、おい。」


ひっ


俺は思わず小さく息をのんだ。


今あの小さい子、俺なんか比べものにならないくらいキャラ崩壊してたぞ。