蓮の両腕には、沙紀が買った買い物袋。
「買い過ぎだろ。」
「仕方ないです。沙紀は買い物好きですから。私でも、抑えられません。」
ハァッと溜息つく蓮。
「次はここよ。」
沙紀が指差した店は…洋服屋。
派手が取り柄なのか、ジュエルがたくさん取り付けられていた。
「無理です。帰りましょう。嫌な予感にしか…。」
「いーえ!!あなた専用よ。」
「いりません。派手な物は嫌いだと言ったはずです。」
「平気よ!!さぁ行きましょ。」
トコトコ入ってしまう沙紀。
私と蓮は呆然。
「…どうしますか?」
「…待つか。」
待つのぅ?!


