「憎いのでしょうね…。帰った途端にアザだらけです。風雅は知りません。」
「…それで断ったのか…。」
「イエス。行きたくないのです。もうこりごりです。」
「なら…断れ。その方が身のためだろ?」
「ノウ…。断ったら、ここにいる意味がありません。」
「意味分からん。」
「西園寺を潰すのです。」
「そんな事っ!!」
蓮は身を乗り出した。
「…それが出来るのは…従兄弟である風雅にしか出来ない事です。」
私は俯いた。
「断れば…消えかねないのです。」
どうしよう…。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…