「…それと…私は笑いたくありません。」


「はっ?!笑えばいいじゃんか!!」


「…皆さん…それで…亡くなるのです。私が笑う人は全て目の前から消えていますから…。」


蓮は呆然としていた。


「…私を笑わせないで下さい。話は以上です。沙紀が待っていますから、行ったらどうでしょう?」


蓮は…よろけた。



ドアを開けて、沙紀のところに行った。











ごめんね…蓮。







私だって…笑いたいよ…。









その所為で…もう…失いたく無いから…。