「涼夏!!蓮は何処なの?」 「沙紀…。」 まだ探していたの? 「私の部屋でお休みしています。」 「どうしてよ?私の役目なの!!あなたがやる事では無いわ。」 誰が決めたんだか…。 「…おかゆを持って行くだけです…。何かと余計な人ばかりいるみたいなので…。」 私はあまり言い返さない。 「フン…早くしてちょうだい。」 威張るなよ…この家は元々私のなんだよ。 あんたが奪ったんだよ…私の大切な人を…。