私は蓮のそばに駆け寄り、話した。


「蓮!!大丈夫ですか?」


蓮は苦しそうだ。



ゼェゼェいってる。



「…愛梨…?」


「蓮?大丈夫ですか?」


「…今…。」



「夕食は終わりました。とりあえず、休みましょう。」


私は蓮を肩に乗せた。


とはいっても、腕を乗せただけだが…。



「休めっかよ…ケホッ…。」


「咳をしていますから…沙紀に何かあったら、酷くなりますよ。」



私はブツブツ文句を言う蓮を無理矢理ベッドに寝かせた。