「沙紀を離して下さい。さも無ければ、死にますよ。」


サラリと言いのけんな…。



沙紀をソゥッと離した妖怪。



「良い子です。では…お帰り下さい。」


愛梨の言葉によって帰った妖怪。






俺は沙紀に近寄った。



「大丈夫です。ただ寝ているだけですから。」


愛梨の言葉によって落ち着いた俺。