「そうだ。」

ポンと手を叩いた塔子。


嫌な予感…。


「私、ここに泊まるのよ。」


「急ですね。電話ぐらい下さい。」


「今決めたのよ。よろしく。」



私は溜息ついた。


「すみません…。必要最低限揃っていないんです。」


「あなた抜きでいいじゃない。どうせ妖怪と戦うんだから。」


酷い言いがかりだ。



「私のランクを忘れですか?同じ出身なのですから、分かるはずですが?」


塔子は同じ妖怪だ。



塔子は分からないらしい。




フン…悪かったな。