私はうつむき加減に話した。
「母…は…いません。」
蓮はビックリした。
「私が幼い頃にいなくなりました。嫌になったのでしょう。祖父母も私を避けています。」
「何で?」
「私が一般の人では無いからです。」
沈黙…。
「…別の力持ってんのか…俺もなんだよ…。」
私はビックリしてしまった。
「そうですか…。なら、分かるでしょう。私は妖怪です。普通の血と混合してしまっているのです。」
「混合…?」
「はい…。私には封印の元である龍がいます。」
「龍…?」
「はい…そのせいか、私は狙われの身なのです。」
「意味分からん。」
「龍を持つ人の血は普通よりも美味しいそうです。私は妖怪から身を守るのに精一杯なのです。」
「なるほど…。」
「あと…私は…この街の守り神です。」
「何で?」
ごもっとも。


