まるで…初めて会った時みたいだ…。



「…おかえりなさい。」


また敬語に戻す愛梨。


「…ただいま。愛梨。」


俺は呆然。



「座って下さい。話しづらいでしょう?」


「へ?…あっあぁ…。」


俺は愛梨の目の前に座る。



部屋は対して変わってない。



「ごめんなさい。おもてなし出来なくて…。」


「…俺…ここに住んでるんだけど?」


「…すみません。一部。記憶消してしまったんです。」


はあ?!


「それ…マジ?」


「嘘はついていません。冷夏は覚えていますが…あなた方については…余り…。」


……。