「どういうことだ?」 蓮が疑問を持ち掛けた。 「天龍を呼び出せるには、このオカリナとピクシーが必要です。そこで、ピクシーでも、普通のピクシーでは、無理なのです。」 「それで、歌使い手のピクシーを?!」 「イエス。冷夏。セッションスタートするので、その間は、ガラ空きです。」 「それを守るって事な。」 「イエス。蓮。頼みます。…セッション…スタート。」 私はオカリナを口に持って行った。 天の…歌……始動。