「愛梨!!答えろ!!」


「何にですか?」


キョトンとする愛梨。


「ふざけんな!!儀式の事だよ!!」


「アレですか…。あっ着きますよ。」


話逸らすなー!!


愛梨が指差した先、そこには真っ暗の森。


「これが…闇の森…。」


「イエス。不気味なのです。」


「愛梨。来た事無かったけ?」


「ノウ。冷夏。来た事あります。」


「なら、不気味って言うなよ。慣れてんだろ?」


「ノウ。蓮。来た事あっても、わずかしか無いのです。」


なるほど…。


「入ります。よろしいですか?」


俺たちは頷く。