引っ越して来たキミ 〜私とキミの物語〜

え?鍵、空いてる?

私はおそるおそる中に入った。
「あ、おかえりなさーい。」
「は?」
私のアパートに人がいるんだけど!
一人暮らしだし鍵閉めたのに!

「なにしてんだよ!!」
「あれ?屋上の階段でぶつかった子じゃん!」
は?
そいつをよくみれば見覚えのある顔だった。

「てか、質問に答えろよ!」
「あー、今日からここに住むんだよね。俺、竹川ユウキ。」

は?は?は?
全く意味がわからない。


そのあと詳しくはなしを聞くと私のママが私のアパートのお金を払うのを忘れていたらしい。
そして出ていかなければならなくなったという…。
ママはそのことも私に言い忘れていたみたいだ。


…………最悪じゃん。どーすんだよ。


「え?今すぐでてけってこと?」
「違う、違う。俺と一緒に住めばいんじゃん!」

「は?なにいってんの?」
「嫌なら帰る家無いけど。」
それはそうだ。そうするしかない。

そんな時に…
『ニャーー』
気の抜ける声。

って…はぁ??
「は?ネコ居んの??」
「そーだよ。二匹いるよ。」

そして私のそばによって来る二匹の小さい動物。
「ぎゃーーーーーーーー」
私は失神直前。
でも頑張って逃げた。
そんな私を笑って見ている竹川ユウキ。

「ちょっと!竹川ユウキ!助けてよ!」
「ユウキって呼んでよ。」

のんきなことを…

「わかったって!ユウキ!助けて!」

ユウキはにやっと笑いすぐにネコを捕まえた。

「はぁ、疲れた。」
「ネコ、無理なんだ?」
なにかたくらんでそうな顔で聞いてくる。
「そーだよ、悪い?」