引っ越して来たキミ 〜私とキミの物語〜


いくら先生という立場でも私が朝から来たのにはびっくりするらしい。
私の方を見て目を見開いている。
「なんだよ。」
ばばぁを睨む。

「あっ、転校生の紹介をしますね。入ってきてください。」
ばばぁが言った。
は?ユウキと同じクラス?

ばばぁに呼ばれて入ってきたのはやっぱりユウキ。

クラスの女子はコソコソ話している。
「かっこいいね!」とか「後で話しに行かない?」とか。

他のクラスならきゃーって言っているだろうけど。
私がいるから誰も騒ぎはしない。


「竹川ユウキです。よろしく!」
ユウキは軽く自己紹介をしてばばぁに席を聞いた。

「では、あの席に座って下さい。」

そしてばばぁが指定した席は一番後ろの窓際から二番目の空いている席。

用するに私のとなり。

女子達は「えー」って感じ。
口には出してないけど。
私の隣だと喋りに行きたくても行けないから。

そしてユウキは私の隣の席についた。

「よ!ナツ!よろしく!」
話しかけてきた。

周りのヤツらは驚きまくっている。
転校生と私が知り合いなことと私に軽く話しかけている転校生が目の前にいることで。