「…いや、たいして変わらない」 「はぁ?!」 あたしから離れると、翔は机に向かった。 「とにかく、明日が最後だからな。俺の学園に転校しろ」 反対は許さないと言わんばかりに真っ直ぐにあたしを見つめる深い色の瞳。 あたしは操られたように「…は、い」と頷いていた。 それを見て安心したように、翔は机にノートを広げた。 …勉強? そして、学園の制服と思われるブレザーから黒いケースを取り出した。 ……め、メガネ?! 翔は黒縁メガネをかけると、シャーペンを持ち、勉強を始めた。