まひると別れた翔は、自分の部屋には行かず、統の部屋を訪れていた。 「お父様」 「なんだ、どうした翔」 「やはり、まひるさんの高校はここから遠すぎます」 少しの沈黙が流れる。 「翔も思っていましたか」 「…はい」 静かな部屋に2人の声が響いている。