迷うことなんてなにもない。 「はいっ! お願いします!!」 あたしは深々とお辞儀をした。 「ありがとうございます」 頭をあげると、ご主人様は穏やかに微笑んでいた。 「まーひーるーっ!!」 その時後ろから響いた、聞き覚えのある、明るい声。 まさか…………… 「あっ、朝日?!」 「ぴんぽーん! 忘れてなくて安心した」 なぜか、朝日が。