隼「虐待受けてんのか?飯は?喰ってるか?痛くないか?死のうとするぐらい辛いんじゃないのか!?…何笑ってんだよ!!」
波「ははははっ!受けてるよ。性的と暴力のね。ご飯はあまり食べてないかなぁ。そりゃあ痛いでしょ。身体も痛いし心も痛いし。だから死のうとしてたじゃん。そこにあんたがいたんだよ!!あんたがこんなとこ連れて来なきゃ私は今頃楽に…」
隼「もういい!!俺の女になれよ…。助けてって言えよ…助けてやっから。」
隼人に抱きしめられて、助けてやるって言われて、自然と涙がでた。
殴られる時や、暴言吐かれる時や、犯される時とは違う痛み。
私を縛ってた鎖が一気に外れたような気がした。
波「…もう、辛いの。痛いのも怖いのも、もう、嫌…死にたい……やだぁ…死にたく、ない…助けて…隼、人…」
隼「あぁ。助けてやる。何があっても俺がお前を守ってやる。」
その日、私は世界No.1暴走族、Black Butterflyの姫になった。
そして、永瀬家の養子となって志真の義妹の"永瀬波瑠"になった。

