私達が病院に着いた時には既にルイとアキのお父さんが着いていた。
2人の苦しそうな顔を見て、手術中と光る赤を見て、
“あぁ、本当にアキなんだ”
“扉の向こうに居るのは、本当にアキなんだ”
そう、実感する。
琉「…お前何回電話したと思ってんだよ」
苛立ちと悲しみを含んだルイの声は殺気立っていて、慌てて携帯を探した。
マナーモードに設定された私の携帯には着信が56件もきてる。
ほとんどがルイとカズで、時折志真兄や紫稀さん。蘭、優、下っ端の子達からもきていた。
波「ごめん…」
蘭「おい!!アキは!?」
優「大丈夫なのかよ!?」
和「まだわからない。」
知らせを受けてすっ飛んで来ただろう蘭と優。
手術中と光る赤が、今は嫌気がさすくらい痛々しく見える。

