それでも私の涙は止まらなくて、さっきよりもボロボロ泣いていた。
「あー!!志真さーん!!総長がハルさん泣かせてまーす!」
隼「ちょっ!明日真!ハル!泣き止もう!今すぐ泣き止もう!」
オロオロして私を泣き止ませようとするけど、時すでに遅し。
バンッ!
志「隼人てめぇ。何ハル泣かせてんだよ。」
隼「違っ!俺じゃない!断じて俺じゃない!」
志「ハル、このアホに泣かされたのか?」
ちょっとだけ隼人をイジメたくなって、コクンと頷いておいた。
隼「ちょっ!ハル!誤解だ!誤解だよ、志真!ハルー、助けてよー!」
志「逃げんなよ。」
隼「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
半泣きで逃げる隼人を見てたら、自然と涙は止まってた。
「誰かぁぁぁぁぁ」って叫びながら逃げる隼人を見て、倉庫内は笑い声でいっぱいだった。

