隼「ハル!!」
あ、帰って来ちゃった…。
まだ泣き止んでないのに…。
隼「何があった!?あいつらに何かされたのか!?」
首を左右に振ると、隼人のため息が聞こえた。
本当に心配して急いで帰って来てくれたんだ…。
波「…ぅ…殺、すって…言って、たの…っ…愛、都が…邪魔だ、って…電、話で…ぅ…っ…」
隼「それで俺だと思ったのか?」
コクンと頷くと、隼人は今まで見たことないくらいに優しく笑って抱きしめてくれた。
めちゃくちゃな説明も、ちゃんと理解してくれたっぽい。
隼「バカだなぁ…。俺がそんな簡単に殺られると思う?」
私が首を左右に振ると、また優しく笑ってから言葉を続ける。
隼「大丈夫だよ。俺は強いから。それに、ハルと離れるなんて嫌だしー?まだまだ死ねないなぁ(笑」
さっきの隼人はどこに…?
って思うくらい素早く、いつもの隼人に戻っていた。

