こいつがこんだけ素直に話すなら、これ以上の言及や話し合いも無用だろう。
そう思った私は、最後に一つだけ分からせておこうと口を開く。
「お前さ、大樹が遠い存在になったみてえだとか言うけど、それはお前が勝手に思ってるだけで実際は何も変わってねえだろ。お前が自分で遠ざけてただけだし。お前に裏切られたみてえになっても、大樹は何も変わってねえじゃん。口では色々言ってても、大樹はお前に手え出さねえし。結局はお前の事、大切に思ってるから殴れねえんだよ」
私が言い終えた時、バカ西は再び大樹を見て口を開く。
「大樹……、わりぃ」
バカ西は蚊の鳴くような声で呟いた。
「はあ。俺は別に良いよ。つか、謝る相手が違うんじゃね? 俺に謝ってもしゃあねえだろ」
大樹は呆れ気味に答える。
「美咲、秀人。ごめんな。それと……」
バカ西は私と秀人に謝った後、倒れている十一人の方に視線を移した。
「お前らも、さっきはあんな言い方して悪かったな。マジでありがとう」
ずっと黙り込んでいて、やっと口を開いたと思ったら妙に素直に謝るバカ西。
今までがどうだったかは別として、今度こそ大樹の言葉がバカ西に届いたって事だろう。
「つか、こっちこそ殴ったりして悪かったな」
秀人は申し訳なさそうに謝罪の言葉を口にする。
秀人の方がよっぽど酷え事されたのに。
そう思った私は、最後に一つだけ分からせておこうと口を開く。
「お前さ、大樹が遠い存在になったみてえだとか言うけど、それはお前が勝手に思ってるだけで実際は何も変わってねえだろ。お前が自分で遠ざけてただけだし。お前に裏切られたみてえになっても、大樹は何も変わってねえじゃん。口では色々言ってても、大樹はお前に手え出さねえし。結局はお前の事、大切に思ってるから殴れねえんだよ」
私が言い終えた時、バカ西は再び大樹を見て口を開く。
「大樹……、わりぃ」
バカ西は蚊の鳴くような声で呟いた。
「はあ。俺は別に良いよ。つか、謝る相手が違うんじゃね? 俺に謝ってもしゃあねえだろ」
大樹は呆れ気味に答える。
「美咲、秀人。ごめんな。それと……」
バカ西は私と秀人に謝った後、倒れている十一人の方に視線を移した。
「お前らも、さっきはあんな言い方して悪かったな。マジでありがとう」
ずっと黙り込んでいて、やっと口を開いたと思ったら妙に素直に謝るバカ西。
今までがどうだったかは別として、今度こそ大樹の言葉がバカ西に届いたって事だろう。
「つか、こっちこそ殴ったりして悪かったな」
秀人は申し訳なさそうに謝罪の言葉を口にする。
秀人の方がよっぽど酷え事されたのに。

