宝物〜絆〜

 


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 それから六日経った水曜日の放課後。

 土曜まで暑かったのだが、日曜に降った雨で気温が下がり、過ごしやすい気候になる。

 教室の窓から見える木は、鮮やかな緑の葉を付けて存在を誇示していた。

 この六日の間に変わった事として挙げられるのは、一番に秀人の怪我の状態。

 あれだけの酷い怪我も今ではすっかり良くなり、月曜から学校にも来ている。

 尤も月曜の時点では目の周りが黄色くなっていて、接客がメインであるバイトにはまだ行けていないが。今日は休みだから、一応は明日から行く予定らしい。

 ちなみに大樹は宣言通り単車でマンションまで来て、一緒に登校している。

 さすがに自分が学校に行く時は歩きだが、金曜に迎えに来てくれた時は秀人から借りた単車で堂々と学校まで来た。

 鏡司は、週末は当然忙しいようで、金曜に私を迎えに来てくれた大樹を連れて帰って行った。

 帰り際に秀人と番号を交換しつつ、「また飲もうな。あっ、ホットプレートは俺からのお見舞いって事で受け取ってくれ」と言って微笑んでいた。

 ホットプレートがお見舞いってどうなんだ、と突っ込みたかったが、大樹がもっととんでもない物をお見舞いだと言って置いていったから、突っ込む気が失せたのは言うまでもない。