宝物〜絆〜

 大樹に続いて鏡司まで乗っかってきた。

「もちろん俺も呼んでくれんだよな?」

 鏡司は一瞬ニコッと笑った後、当然といった表情で聞いてくる。

 何だ、この展開は? 私、何か余分な事言ったっけか?

 予想外の展開に言葉を探していると、先に秀人が口を開いた。

「分かった分かった。お前らの事は呼ぶから安心しろ」

 秀人は至って真顔でとんでもない事を言っている。

「やっぱお前ら結婚すんのか」

 当然、ここぞとばかりに大樹はニヤついて突っ込んだ。

「いや、秀人。いきなり何言ってんだ? 酔ってんのか?」

 私はパニクりながらも、何とか秀人に突っ込みを入れる。

「ん? 俺、何か変な事言った?」

 秀人は事態を把握出来ていないかのように首を傾げた。

 あかん。こいつ完全に酔ってらっしゃいますわ。

「いきなり結婚宣言」

 鏡司は面白そうに笑いながらボソッと呟いた。

「俺、こいつと以外は考えらんねえし」

 秀人はケロッとした表情で付け加える。

 一体、何がどうなって秀人はこんな事を口にしてるんだ? ギャグ……だよな?