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昨日は結局、全然寝付けなかった。
秀人があんな目に合って、それは結局私のせいで。そんな事を考えていたら寝れる訳がない。
秀人も大樹も優しすぎる。私はあいつらと居る資格があるのだろうか?
いっそ秀人に『お前のせいで俺はこんな目にあったんだ』って責め立てて欲しかった。私なんか秀人と同じように、いやそれ以上に痛め付けてくれれば良いのにとさえ思った。
でもそんな事、秀人は望んでない。
もっとしっかりしねえとな。
自棄になり始めている自分の心を叱咤して学校へ向かう。当然、秀人は休みだから一人である。
今日の空は私の心とは裏腹な、見事なまでの快晴。スッキリと晴れた空はガラスのように澄み切っている。
そんな中を軽快とは正反対の重い足取りで学校に向かった私は、学校に着くと即行で茜と唯を呼んで話を始めた。
「昨日、一昨日と、突然あんな態度取って悪かったな。マジでごめん」
詳しい話は二人を不安がらせるだけだと思い、話す気はなかったのだが、それを伏せて話すとやはり歯切れが悪い。
理由も話さずに二人は納得してくれるだろうか? 普通なら無理だろう。
しかし茜の口から出た言葉は意外なものだった。

