気持ちばかりが焦り、探せど探せど晃は見つからず、時間だけが刻一刻と過ぎてゆく。

 沈みかけの太陽が、既に結構な時間が経っている事を物語っていた。

 まずいな。これじゃ仮にあいつらのうちどっちかが晃と約束してた場合、間に合わねえ。

 焦りとともに徐々に酷くなる胸騒ぎ。

 もう一度電話してみようと思い、一旦単車を停めて携帯を取り出した。

 携帯を開いた瞬間、ふと晃を知るツレに連絡して一緒に探してもらおうかという考えも過ぎったが、巻き込みたくねえし、何よりこの件は一人で行かなきゃ話が始まんねえ。

 ため息を一つついて、手早くリダイアルの画面を表示させる。

 しかし俺が発信ボタンを押すよりも前に、着信中の画面に切り替わった。

 まさか今、あいつが電話してくるとは――。

 戸惑いながら通話ボタンを押すと、電話の相手は受け入れ難い言葉を告げた。