「へえ。許さなくてどうするつもりだよ? あんまナメた口聞いてっと、大事な商売道具に傷がつく事になるぞ。なぁ、大樹?」
バカ西は顔を嫌らしくニヤつかせて立川の方を見る。そうやって何気なく立川の名前をチラつかせんのがマジでうぜえ。
立川は興味なさそうに「ああ」と気のない返事をした。
多分、金曜の昼休みに居なかった気がするから、休んだんだとしたら事態を把握出来てないのかもしれない。
「おめえこそ、口ばっか達者で何も……」
「――おいっ!」
私の声に覆いかぶせるようにして秀人が口を開く。
秀人は勢いよく立ち上がり、弾みで椅子が後ろに倒れた。一瞬にして教室内は静まり返る。
シーンとした教室内を、秀人は怒りをあらわに歩いて行く。バカ西たちの居る方に向かって。
「秀人!」
咄嗟に叫んだけど聞いちゃいねえ。そのままスタスタとバカ西の目の前まで行ってしまった。
「おめえが中西かよ?」
秀人の周りには、怒りの上に冷酷さをトッピングしたような、蒼い焔が揺らめいているように見えた。
「だとしたら何?」
バカ西の返答をイエスと判断したんだろう。秀人は眉間にシワを寄せて胸倉を掴んだ。
「っざけんじゃねえよ!」
右手の拳を握り、今にも殴り掛かりそうだ。
バカ西は顔を嫌らしくニヤつかせて立川の方を見る。そうやって何気なく立川の名前をチラつかせんのがマジでうぜえ。
立川は興味なさそうに「ああ」と気のない返事をした。
多分、金曜の昼休みに居なかった気がするから、休んだんだとしたら事態を把握出来てないのかもしれない。
「おめえこそ、口ばっか達者で何も……」
「――おいっ!」
私の声に覆いかぶせるようにして秀人が口を開く。
秀人は勢いよく立ち上がり、弾みで椅子が後ろに倒れた。一瞬にして教室内は静まり返る。
シーンとした教室内を、秀人は怒りをあらわに歩いて行く。バカ西たちの居る方に向かって。
「秀人!」
咄嗟に叫んだけど聞いちゃいねえ。そのままスタスタとバカ西の目の前まで行ってしまった。
「おめえが中西かよ?」
秀人の周りには、怒りの上に冷酷さをトッピングしたような、蒼い焔が揺らめいているように見えた。
「だとしたら何?」
バカ西の返答をイエスと判断したんだろう。秀人は眉間にシワを寄せて胸倉を掴んだ。
「っざけんじゃねえよ!」
右手の拳を握り、今にも殴り掛かりそうだ。

