蒼ちゃんのとっておき


「蒼!?どうした、何かあったか?」
「か、叶多くん?何で?」

「何でって、戻ってくんの遅いから。」

よく見たら少し息がきれてる。
私のこと探してくれてたんだ。

「ご、ごめ...」
私が謝ろうとしたとき。

「叶多ぁ、探したんだけどぉ。」
「メアド教えてぇ。」

え...叶多?
この人たちさっきの女の人達。

「あぁ、今度な。」

私がいない間にこんなに親しく...。