応接室にいたのは、俺と年はさほど変わらないかたぶん上だろうとかろうじて判断できるようなおとこだった。
顔はフードに隠れていてわからない。

「お前は、俺を楽しませてくれるか?」

そう言った男の前には、カードが置かれていた。
(子どもがよくカードゲームしてるやつ…だよな?なんでこんなもんが…)

「俺の話を聞いているのか?」

俺「え?あ、はい。
えーっと、それで俺は何をすればいいんですか?」

「俺の相手をしろ」

この一言で俺はこいつとカードゲームをすることになった。
これがすべての始まりだったと言えよう