「えっ、いや、大丈夫です!駅から走ればすぐですし…」

「いいから。少しは頼って。それに、弟さん心配なんでしょ?車のほうが早いから」

そうだけどさすがに悪いし…。

「でも相沢さんお仕事は大丈夫なんですか?」

「少しくらい戻るのが遅くなったって大丈夫だよ。気にしないで!」

それなら…申し訳ないけどお願いしようかな。

やっぱり悠斗が心配だし…。

「すみません…。じゃあ〇〇小学校までお願いします」

「了解!小学生の弟さんがいたんだね」

「はい。あと中学生の弟が二人います」

「そう。こんなこと聞いちゃいけないのかもしれないけど、ご両親は迎えに行けないの?」

「あ…仕事で…」

「そっか。大変だね」

両親…じゃないけど、仕事なのは本当だし…いいよね…。