「わかってるよ!あのさ…彼女は?」

「愛ちゃんは今日は夕方からだ」

珍しいな…。

「そうか…。」

「いいだろ、たまには。俺の作ったケーキも」

あ、今日のは結城が作ったのか…。

「なんだよ!あからさまに残念そうな顔するなよ」

「悪い悪い」

「ったく…。もう俺戻るからな!」

「ああ、ありがと」


そっか…。

今日は彼女いないんだ。

用事でもあったのかな?

まさか、


俺に会いたくないから…

とかじゃないよな…。


うわー…

デートになんて誘わなきゃよかった。

やっぱり気まずいかな…。


彼女に会えなかったショックと、

今日彼女がいなかった理由が気になってあまり仕事も集中できなかった。

もう三日も顔見てないな…
はあ…。

って!初恋のガキじゃないんだから…。