「あ、愛果?」


「えへへっ」



…えへへっじゃないだろ!

そこまで俺って全く警戒されてないのか?

それはそれで悲しくなってくるぞ!




結局袖を何重にも折って、太ももの真ん中あたりまでの俺の長袖のTシャツ一枚になった彼女とソファーに並んで座る。



見ないように…なんて意識していても目線は彼女の白い足にいってしまって…。

やっぱり十代って肌綺麗なんだな…なんて考えてしまったら、余計に意識してしまって…。



…さ、触りたい…!


いや、さすがにだめだろ!
だめだ!絶対にだめだぞ!俺!!



ソファーに置いていた手にポタッと冷たい感触があって、少し冷静になった。


彼女の髪、濡れたままだ!