彼と彼女の場合

彼女は女の子の中では割と食べるほうなんじゃないかと思う。

俺はちまちま食べる人より美味しそうにたくさん食べる人のほうが好きだから見ていて気持ちがいい。

ほんと、いちいち俺のツボにはまるんだよな、なんて思ってたら、

不意に顔を上げた彼女とバッチリ目が合ってしまった。

見てたのばれたかな?

「ありがとうございます!すっごく美味しいです!」
「よかったよ。今日は楽しかったね」

「はい!もっといろんなところに行きたくなっちゃいました」

「行こうよ!どこか行きたいところがあるなら言ってね」

「ほんとですか!?ありがとうございます!あ、でも浩汰さんは毎日お仕事でお疲れなんですから無理しないでくださいね」