彼と彼女の場合

それが今や10以上年下の高校生相手にこんなに必死になってるんだから自分でも笑える。


軽く反省しつつ待っていると両手にグラスを持った彼女が戻ってきた。


「お待たせしました!どうぞ」

「ありがとう。食べようか」

「あ!待っててくださったんですか?先に食べててもよかったのに」

「せっかくだからね」

「ありがとうございます!」

「ん。じゃあ、いただきます」

彼女も手を合わせていただきますと言う。

ここは雰囲気も値段も手頃な割に味はかなりいい。

料理の種類も多いし。

こっそり彼女を観察して、好みを知れるかも、なんて狙いがあったんだが…。

どれも本当に美味しそうに食べるな。

ほんと、テレビのレポーターも顔負けってぐらい。