彼と彼女の場合

照れてる…んだよな?

はあ……。

なんで愛果はこんなにいちいちかわいいんだよ!?

なんか俺、試されてる気分になってきた…。


「愛果?大丈夫?」

「は、はい!全然、全然大丈夫です!」

どこも大丈夫そうじゃないんだけど…。

「もう下つくよ?降りれる?」

「え?あ!はい!っ…」

焦って立ち上がった彼女は天井に頭をぶつけてその勢いのまま座り込む。

「だ、大丈夫!?」

ドンッて凄い音したぞ?

「うう…大丈夫…じゃないかもです…」

「…だろうね」

ぶつけたところを自分で撫でながら彼女が椅子に座ってすぐ、地上についたようで扉が開けられた。

「降りよう」

彼女の手を握ったまま引っ張って観覧車から降りた。