彼と彼女の場合

「かわいい…ありがとうございます!」

「どういたしまして」

やっぱり俺の想像どおり、すごく似合ってた。


「あの…浩汰さんも手、出してください」

「ん?」

なんだ?


っ!!

差し出した俺の手に何かが乗せられた。

もしかして…愛果も何かくれるのか?

「これ俺に?」

「はい。あの…気に入ってもらえるかわからないんですが…も、もしいらなかったら捨ててください!」

そんな、彼女にもらったものを俺が捨てるだなんてありえない。

それがどんなものだとしても俺にとっては、彼女がくれたというだけで大切なものになるんだから。


そっと開けてみると…。

タイピン?