「オレたちドロップは、周りのように、トップをとりたくて作ったチームじゃない」 視線を下に向け、宮岸は言った。 「オレたちチームは、困った人を助けるために作ったチームだ」 ────知らなかった。 宮岸の作ろうとしたチームは、ある意味正義のチームだ。 言わば光。 みんなを助ける、明るい光のよう──── 「ただ、それだけで活動してた。だけどいつしか、ケンカを売られるようになった」