オレのパーカー着ろよ。





「美亜ー。ちょっ、シャンプー切れた。買ってこい」



リビングでおとなしくテレビを見ていたあたしに、お風呂場からお兄ちゃんは大声でパシッてきた。




買いにいくのめんどくさいんだけど……



「えー。やだ」



「まじ、シャンプーねぇとオレ生きられねぇ」



シャンプー切らして死ぬならみんな死んでるわ。



なんて心の中で突っ込みながら、あたしはしぶしぶと靴を履いた。