じっとケータイとにらめっこをしている。 その姿が妙に様になっといて、周りの女子も帰らずに宮岸を眺めている。 時折キャーキャー高い声が聞こえるが、本人は気にしていないようだ。 あたしには関係ないこと。 ガタッと席をたち、ドアに向かって歩こうとすると………… ────パシッ。