「オレのこと怖がってんのかなー、とか思ったけど、違った」 夏樹は視線を床に落とした。 こんな弱気な夏樹、久しぶりだった。 「聞こえたんだ。今日はもう、充分やっただろって。楽しみは、最後までとっとかなきゃって」 夏樹の手は震えていた。 「オレ、怖いと思った。そいつらの目が、視線が……」 「……夏樹…」 夏樹がこれほど怯えるなんて…… 一体、そいつらは何者なんだろう。