一瞬だった。 ガンッという鈍い音がしたな、と思ったときには、頭に鈍い痛みがはしってた。 「……がっ…はっ…」 痛みに顔を歪めたあたしの視界に映ったのは、狂気じみた目をしたjaguarの総長。 「……美亜!!」 状況を理解した。 頭を掴まれて、そのまま地面に叩きつけられたんだ。 「くそっ!!」 お兄ちゃんが総長の肩を掴む。グイッと引っ張れば、その勢いのままお兄ちゃんの顔面に拳がとんできた。 ─────あぶなっ…… 次の瞬間。 お兄ちゃんは、吹っ飛んだ。