オレのパーカー着ろよ。







「はぁー…疲れた」



そう言って腰をおろすと、あたしの隣に叶多も腰をおろした。



「どうした?」


金髪がさらりと揺れる。


「昨日、あたしの姿見られた」


「へぇ」


「そいつが今日、同じクラスで隣の席だって知った」



「…………」



「どうしよう」