オレのパーカー着ろよ。




叶多はあたしと同じshadowの幹部。



叶多が死にそうになってたのを、あたしたちが拾ったのがきっかけで仲良くなった。



だから叶多は、shadowのためならなんだってする。



あたしたちにすごくなついている。



お兄ちゃんには、特に。



「ここ、落ち着くからね」



「俺も、美亜がよく来るから」



照れたように笑う叶多。


前までは見せなかった表情だ。