「そーだよ!お前の弟の蓮だ!この、馬鹿兄貴!!」
「れーん!!玲於はどうだ!?無事か!?」
「あぁ!出血はしてるが、大丈夫だ!!」
健吾の声。
耳を澄ませば、殴り合っている音が聞こえてくる。
聞こえて────
「蓮っ!!お前、なんで───」
ズキンと頭に痛みが走る。
そんなオレを心配そうに蓮は見つめる。
「玲於が、オレを仲間外れにするからだろ。仲間のピンチはオレのピンチに決まってるじゃん。双子なら、尚更」
……ごめん。
巻き込みたくなかった。
蓮は怪我してるし、これ以上傷ついてほしくなかった。
だけどそんなの、いまさら、だよな。

