オレのパーカー着ろよ。






生暖かい風を頬に感じながら、考えることはjaguarのことばかり。





…………夢のような気がしてならない。




これは夢なんじゃないか。



神様が、中々奴等を見つけられなかったあたしに与えてくれた、夢なんじゃないか……って。



奏多に抱きつく腕に、力をこめる。




「……美亜?」





「なんでもない」





不思議そうに聞いてくる叶多に、小さく首を横に振る。



この温かさが、夢じゃない証拠だ。