「悔しかったよな?悲しかったよな?恨んだり、憎んだりしたよな?」
恨んだり、憎んだり────。
どれほど、あたしは……
あいつらを憎んだりしていたのか。
チームのみんなよりも、もっと、きっと、大きいと思う。
「だけど、恨んだりするだけじゃあいつらには微塵も伝わんねぇ」
『あいつらは今頃、笑って過ごしてる』
いつの日だったか、お兄ちゃんが悔しそうにそう言っていた。その言葉を聞いて、強く拳を握り締めた記憶がある。
「俺は悔しい。あんな奴等に負けたことが、大切な人を奪われたことが。だから、だから……」
少し下を向いたあと、お兄ちゃんは不敵に笑ってみせた。
「今から、ぶっ潰しに行こーぜ?」
─────あぁ、お兄ちゃん。
やっぱりあたし達は兄妹だ。

